クレオパトラ、楊貴妃……とくれば、いわずと知れた小野小町。世界3大美女である。
本当は容姿がよくわかっていない歴史上の「美女」なのだが、彼女が余生を過ごしたとされる京都・小野御霊町に建つ隨心院では、毎年、「ミス小野小町コンテスト」が開催されている。
審査基準のテーマは『美心(びじん)』。聡明さから醸し出される美しさを持つ現代の小町が選出されるのだが、8回目を迎えた昨年11月、「笑顔が素敵」と審査員の満場一致で選出されたのが長田麻里さん(22)だ。
大学では情報メディア学を学び、卒論のテーマは『人々から愛される野球、高校野球に迫る』。特技は手話とサックス演奏で、4月からは地元の銀行に就職予定だ。
「将来の夢はお嫁さんです。27歳までに結婚して、笑顔が絶えない幸せな家庭を築きたいです。子供は2人、一姫二太郎が理想です」
と微笑むが、現在彼氏は募集中とのこと。「世界3大美女」を射止めるチャンス到来か!?
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2013年1月25日号