女性なら年を重ねていけば、誰しもが一度は通る更年期。それぞれに異なる症状、対処に悩む人も多い。更年期との上手なつきあい方とは? 子供2人を出産し、現在事務として働く47才のAさんにリアル対策法を聞いた。Aさんは、更年期の症状が出始めたのが39才だったという。Aさんが更年期について振り返る。
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39才でふたり目の子供を出産した後、もともと不順だった生理がさらにガタガタになって、月に3度も来たり、常に不正出血している状態に。イライラして子供にあたったり、手足は冷えているのにかーっと熱くなったり…。
実は、うちの母も同じ年代のころ、悩んでいる姿を見ていたので、「母も我慢してたし、わざわざ病院に行かなくても」と、やり過ごしていました。
でも、45才を過ぎたあたりから症状が悪化し、結局婦人科に相談に行きました。すると、やっぱり更年期障害とのこと。医師の勧めで、HRT(ホルモン補充療法)を始めました。
ホルモン剤を服用するようになってからはとっても調子がいいですね。すぐに改善されたのが、汗とホットフラッシュ。「あの苦しみは何だったの?」という感じで、さっさとやればよかったです(苦笑)。
また、無気力感や焦燥感もなくなって、朝から元気に動けるようになりました。
なので、出勤と帰宅時にはスニーカーに履き替えて、ウオーキング感覚で会社まで通ったり、休日にも余裕があれば友達とウオーキングしています。鼻で息を深く吸い込んで、ゆっくり口から吐き出すといいんですよ。
他に、大好きなイランイランの香りのアロマオイルを垂らした加湿器を寝室とリビングに置いて、心の安定も保つようにしています。
※女性セブン2013年1月24日号