いよいよ受験シーズン到来。しかし、受験にハプニングもつきものだ。合格圏内と思っていた大学の入試で実力を発揮できず、慌てる受験生もいるだろうが、そこですぐに諦めてはいけない。2月以降に出願し、3月に入試が受けられる大学もたくさんあるのだ。大学通信情報調査・編集部ゼネラルマネジャーの安田賢治さんが言う。
「今、3月に受験できる有名大学はすごく増えています。中央大や明治大のほか、いわゆる日東駒専(日大・東洋・駒澤・専修)、立命館大、関西大なども2月末から3月に入試を行っているので、狙いめです」
一方、大学研究家の山内太地さんは、夜間に授業を行う「二部」の学科の名前を挙げる。
「例えば、文系では、日大と専修大、東洋大など。試験はありますが、難易度は一般より高くなく、入りやすくなります。さらに学費も入学金と授業料が2~3割安くなり、東洋大や工学院大にいたってはほぼ半額になります。授業内容は昼間の学部と変わりはないので、4年間のトータルコストを考えると『二部』で勉強するほうが断然お得です」
二部となると、就職の際、キャリアに影響しないかと、つい心配してしまうが…。
「中堅クラスの大学の二部は就職にも強い。企業は採用する時、大学名を見るので学歴にはあまり影響しません。むしろ、就活の面接では二部であることを自ら話し、“昼間はインターンシップで働いていました”などとアピールできる材料になります」(山内さん)
※女性セブン2013年1月31号