芸能

小雪が利用の韓国産後調理院 背景に韓国の苛烈な教育戦争あり

<本日、我が家に新しい家族が仲間入りしました。これからは家族4人、力を合わせて楽しい家庭を築いていきたいと思います>

 1月10日に第2子となる長女を出産し、喜びのコメントをそう綴った小雪(36才)。おめでたい知らせだったが、それ以上に世間を驚かせたのは、彼女が出産した地が韓国だったということだ。夫の松山ケンイチ(27才)も、舞台稽古中にもかかわらず、異国での出産に立ち会い、妻を支えたという。

 それにしても、なぜ小雪は韓国での出産を選んだのだろうか。小雪は、昨年6月に放送されたテレビ番組『アナザースカイ』(日本テレビ系)で、韓国の産後ケア施設「産後調理院」を訪問。その素晴らしさに感激し、「次に産むときは調理院を利用しようかなと思います」と話しており、それを実行したわけだが、小雪を魅了した「産後調理院」について、利用経験のある韓国人女性はこう解説する。

「主に産後の母体をケアする施設で、現在、韓国に約500施設、ソウルだけでも270施設ほどあるそうです。通常は出産後の母子が2週間ほど施設内で暮らします。日本以上に学歴社会である韓国では、母親は出産と同時に子供の教育戦争に飛び込まなくてはなりません。そこで“せめて産後2週間はゆっくり体を休めてほしい”というのが調理院の考え方なんです」

 ちなみに「調理」とは養生という意味があるという。母親は高級ホテルのような豪華な部屋でのんびりし、赤ちゃんは別室の保育室で3交代・24時間体制の看護師が世話をする。夜間は日中に搾乳したおっぱいや粉ミルクを看護師が赤ちゃんに与えるので、母親はぐっすり眠れるという。さらに、入院者にはこんなきめ細やかなサービスが。

「エステティシャンによるスキンケアや骨盤マッサージ、ヨガというのが定番メニューです。あとは新生児の皮膚管理ということでベビースキンケアをしてくれるところも。食事は栄養バランスの取れた薄味の韓国食です。韓国では“産後にわかめ”という習わしがあるので、わかめスープが毎食出ます。日中には助産師による授乳の仕方やお風呂の入れ方の講義もあります」(前出・韓国人女性)

 数多の施設から小雪が選んだのは、韓国一の高級住宅街であるソウル市江南地区にある『ラマドレ産後調理院』。ここは韓国でも3本の指に入る、超セレブ向け産後調理院で、産婦人科と小児科が同じビルに併設されている。

「産後調理院の平均費用は、2週間で平均172万ウォン(約14万円)で、個室は211万ウォン(約18万円)ですが、『ラマドレ』は605万ウォン(約51万円)。特別室は1200万ウォン(約101万円)と、かなり高い料金設定です」(産後調理院に詳しい韓国人ジャーナリスト)

※女性セブン2013年1月31号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン