数十年前と比べると、最近のR40女性は格段に若々しい。でも、“早い初潮”“遅い産み始め”“少ない出産”などによって、トラブルのリスクは昔よりも上がっている。そして不調は40才ごろから顕著に表れ始める。
そのひとつに子宮内膜症がある。子宮の内膜とよく似た組織が子宮内膜以外の場所に発生する病気で、痛み止めも効かないひどい生理痛を訴える4人に1人はこの病気の可能性があるといわれ、予備軍は200万人とも。
「発生した場所でも、生理のたびに子宮内膜と同じように組織が増殖して出血しますが、普通の経血と違って排出できないため、その場所にとどまり炎症や癒着を起こしたり、不妊の原因にも」。
と語るのは「こころとからだの健康プラザ」の産婦人科医・小田瑞恵さん。ではおもな症状はどういったものがあるのか?
「月経量が多かったり、月経痛、下腹部痛、性交痛、排便痛、不妊などの症状が見られます。また子宮内膜症は初潮が早かったり、妊娠・出産回数が少ないなどの方が高リスクだと言われています」(前出・小田さん)
※女性セブン2013年1月31日号