スマホや携帯電話などの通信費が、家計の負担になっている人は多いが、少し工夫するだけで、大きな節約につながる。
1人につき毎月1480円引きという節約効果が得られるのは、スマホとネット回線の“セット割”だ。これは、スマホと自宅のインターネット回線などを同じ会社で契約することでパケット代が安くなる割引プラン。
例えば、auは、星飛雄馬をイメージキャラクターに使ったテレビCMでおなじみの「スマートバリュー」を展開。自宅の固定電話とネット回線を「auひかり」(月4515円~、マンションタイプの場合)で契約して、auのスマホを利用すると、1人につき毎月1480円がスマホの利用代金から割り引かれる(3年目以降は毎月980円引き)。
ネット回線は、auと提携するJ:COMや各地のケーブルテレビ局が行っているネットサービスも対象となる。
これに対し、ソフトバンクが展開するのは「スマホBB割」。自宅の固定電話とネット回線をADSLの「ホワイトBB」(月1980円~)などで契約すると、ソフトバンクのスマホが1人につき毎月1480円引きになる。(3年目以降は980円引き)
申し込みは携帯電話会社のショップで行っているのでぜひ利用したい。
家族全員で同じ会社のスマホを使い、これらのサービスの加入を勧めるのは、オールアバウト「通信費節約」ガイドの綿谷禎子さんだ。
「スマートバリューやスマホBB割は、家族全員が対象になります。家族3人なら月4440円、最大2年間で10万6560円の節約になるので利用しない手はありません」
一方、NTTドコモは“スマホセット割”を展開しておらず、同社広報に問い合わせても「現時点で導入する予定はありません」とのこと。
ただし、ドコモの最新のパケット代プランは、すでに他社より500~1000円ほど安い。自宅にインターネット回線をひかない家庭も増えているので、トータル的なコストを考えて、どっちが得かを選ぼう。
※女性セブン2013年1月31日号