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トイレで読書が習慣の人 思わぬ病気になる危険性とその実例

 便秘に悩まされる女性は少なくない。先日『NEWSポストセブン』では、中学時代に便秘で救急搬送された22歳女性・Aさんのケースを紹介した(関連記事参照)が、31歳女性・Bさん(公務員)も、Aさん同様、便秘で入院した経験を持つ1人だ。

「元彼氏と彼の友だちと3人で遊んでいる時、腰のあたりに激痛を感じて倒れたんです。彼は『ヘルニアかじゃないか』って心配して病院についてきたんですが、レントゲンを撮ったら便秘でガスが溜まっていたことが原因だと告げられました。背中の方までガスが押していたらしいんです……。

 彼と彼の友だちもびっくりしていて、顔から火が出るほど恥ずかしかった。その時から不安症になってしまって、1日2リットルの水を飲むようにしています。でも、身体も水に慣れてしまったのか、今ではまた便秘体質が復活してしまって……」(Bさん、以下「」内同)

 そんなBさんを襲ったさらなる悲劇は、「切れ痔」だった。

「仕事の途中にいきなり鮮血の血便が出たんです。血便といえば大腸癌のイメージがあったので、一瞬頭が真っ白になりました。それで近所の女医さんがやっている肛門科に飛んでいったんです。

 すぐに検査されて、切れ痔だと告げられました。恥ずかしい気持ちはなく、安心感が大きかった。原因はトイレに長く座りすぎていることと、便秘だと……。最長でも3~5分以上便座に座るのは厳禁だと注意されました」

 Bさんはトイレで読書するのが癖で、30分以上便座に座っていることもしばしばだった。だが、便座に座っているだけでも力が入り、知らぬ間に肛門を刺激してしまうのだという。

「最近では、繊維が多い温野菜をよく食べるようにしてます。それから、ヨガをやったりもしています。医者には腹筋が弱いことも便秘の原因だといわれたので、腹筋運動も続けています」(同前)

 規則正しい生活と、繊維質の多い野菜を積極的に食べること、水分補給をこまめに行うことが便秘対策の基本だ。たかが便秘だと看過していると、こうした事例が起こることもある。症状が悪化する前に対策を講じたい。

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