どんどん電気料金が値上っていくなか、いったいどう節約すればいいのだろうか──。節約アドバイザー武田真由美さんは、徳島で夫とふたり暮らしをしている。24畳もあるリビングキッチンを含む2LDKの自宅は、月々の電気代が真冬でも9000円程度。しかもオール電化住宅だ。
「徳島はプロパンガスの利用家庭が多いのですが、これが高い。電気料金が1万円近くかかるのに、さらにプロパンガスの料金が数千円上乗せされるので、オール電化に。冬場は最低気温が2℃くらいになることもあるので、光熱費は高くなる一方ですが、オール電化住宅だと、光熱費もコントロールしやすいんです」
暖房費を節約するためにも湿度管理が重要と武田さん。
「湿度が上がれば体感温度が上がるので、常に40~50%を保つようにしています。とはいえ、加湿器ばかりに頼らずに、洗濯物はすべて部屋干し。これだけでエアコン設定温度も18~20℃で過ごせます。
室内の温度と湿度が適正に保たれているか常にチェックすることも大切です。私はひんぱんに湿度をチェックしています。適温になっているのにエアコンの設定温度が上げっぱなしだと、無駄な電力を使っていることになるので注意して。室温と湿度が測れる温度計を設置するなどの工夫も大事です」
また外気の侵入をストップすることで暖房効率をアップさせる工夫もしている。
「窓際に段ボールを置き、窓からのすきま風やガラスから冷気が入るのを防ぐので、部屋が寒くならず暖房の効きもよくなります。
ドアからもすきま風が入ってくるので、扉の前にはクッションを置いています。これだけでも暖房効率がうんとあがりますよ」
主婦として料理をするたびに、真冬のキッチンの底冷えに悩まされていたという武田さんは、こんな工夫も。
「キッチンマットの下に、同じ大きさにカットした段ボールを1枚敷くだけで足の冷えが緩和されたんです。これでエアコンの設定温度が低くても快適に料理できるようになりました」
また暖房を抑えるためにも、自分の体を温めているとか。
「5本指ソックスをはくと冷えにくく、さらに足の指を刺激すると血行がよくなって、足元がぽかぽかしてきます」
※女性セブン2013年2月7日号