テレビ東京・大橋未歩アナウンサー(34才)が、軽度の脳梗塞で自宅療養となった。
脳の血管が詰まったり、細くなることで血流障害を起こし、その血管から血液が供給されている脳組織が壊死してしまう脳梗塞。中高年に多いといわれてきた病気だが、大橋は34才。まだ若い彼女が、脳梗塞となった原因が取り沙汰される中で、こんな声があがっている。
「ピルをのんでるからでしょ?」「セックスのしすぎで、興奮状態だったのでは」
過酷なスケジュールに追われる仕事をしており、さらに肉好きで、大酒飲みとして知られている大橋。さらに、テレビ番組では、明け透けな下ネタトークを披露することも珍しくなかった。そんな、男子ウケ抜群な彼女をやっかんで、これまでの奔放発言が逆手に取られたようだ。
とはいえ、実際、調べてみると、脳梗塞と「ピル」「セックス」には少なからず因果関係があるようだ。
静脈内に血のかたまりができて血管をふさぐ血栓症は脳梗塞の原因となるが、ピルの服用はそのリスクを高めるとされる。統計によれば、ピルをのんでいない人の発症率が10万人に3~6人なのに対し、服用者のそれは9~18人程度。その差はわずかだが、専門家によれば、血栓症の既往症のある人や喫煙者は注意が必要という。
また、日本脳卒中学会理事長で、岩手医科大学学長の小川彰さんはこう説明する。
「激しい性交渉によって血圧が高くなると、脳梗塞のリスクが生じます。特に利尿作用のあるお酒を大量に飲むなど脱水状態にあるときに、激しい性行為をするとさらなる脱水状態となり、脳梗塞を引き起こしやすくなるんです。人間は脱水状態になると血液が濃くなるからです」
※女性セブン2013年2月7日号