健康志向の高まりで、食事の内容に気を配る人も増えた。だが、さらに一歩進んだ健康な体やアンチエイジングを目指すなら、知っておくべきことがある。
それが、組み合わせ次第で毒にもクスリにもなる食べ合わせだ。
「組み合わせの工夫次第で話題の糖質制限ダイエットにも効果が見込める」と語るのは、城西大薬学部の金本郁男教授だ。
「ファストフード店など外食の際にも、よりよい食べ合わせというのがあります。ハンバーガーのサイドメニューを選択する場合、糖質そのもので高カロリーのフライドポテトはだめです。糖質量が圧倒的に少ないチキンナゲットにすることでダイエット効果は全く違ってきます」
また、外食は、高カロリーになりがちだが、食べ合わせ次第で糖質制限の工夫の余地が。
「中華料理なら酢をたっぷり使って食べると血糖値の上昇が緩やかになって、糖尿病の予防効果も高くなります。餃子を食べる際に、酢を多めに使って食べたりするとよい。
また、パスタやピザにはオリーブオイルや粉チーズを、牛丼には生卵やとろろをトッピングすることで急激な血糖値の上昇を防ぐことができます」
※週刊ポスト2013年2月8日号