ブロマガ『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話 by NEWSポストセブン』ではネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。2月1日配信のVol.5でも、
「きゃりーぱみゅぱみゅのPVが怒られる」
「フジテレビが嫌われまくっています」
など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「Facebookの勢いが落ちているとの指摘出る」というネタだ。
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ここ数年、大いなる注目を集めるSNSといえば、Facebookです。巷では「mixiは終わった」や「Google+は閑古鳥」などと言われる中、多くの人がハマりまくっているとして注目を浴びてきたわけですね。
しかし、そんなFacebookの勢いが落ちていると指摘する声が出てきました。ネットマーケティングに携わる方から人気のブログ「More Access, More Fun!」というブログで「それ見ろ、やっぱ日本のFacebookはオワコン期に突入」というエントリーが書かれたのです。
同ブログはそれ以前にも「 Facebook日本の会員数ついに減少へ!! そしてブラジルからの猛攻撃がそろそろ始まる」「【警告】日本のFacebookは悪の温床。クレジットカード登録の方は即チェックを!!」といったエントリーを出しており、Facebookに対して厳しめの意見を伝えてきました。
著者の永江一石氏は、Facebookのユーザー数が2012年10月は1782万1000人だったものの、11月は1693万7000人、 12月は1691万8000人になったことを指摘し、「11月からFacebookへのアクセスが下降期に!!」と指摘し、「11月から日本のFacebookはオワコン一直線だ!!(たぶん)」と書きました。
ソーシャルメディアというものは栄枯盛衰なものでして、一旦ブレイクしても、数年後には過疎化する、ということもよくあります。
しかしながら、GREEの復活は見事でしたね。別にGREEが好きとかそういうワケではないのですが、一旦勢いがしぼんだのにゲームで復活! というのは、IT業界もまだまだ頭をひねればなんとかなる、という明るい話題でございます。
かつてGREEは、今のFacebookみたいに都市部のナウなヤングが異業種交流会をするようなSNSでした。しかしながらmixiがヒットし、存在感が薄くなってしまったのです。
今回のFacebookの勢いについての指摘は、世の中の「Facebookすげーぜ、イエイ!」みたいな流れとは逆行していますが、永江氏のブログは身も蓋もない容赦ない指摘がビシビシ出てきて、それが後に当たることもよくあります。そういった意味で、実に重要な指摘だと思いますね。