新生なでしこジャパンに、なじみの顔はなかった。2月8日から行なわれる日本女子サッカー代表候補の合同合宿から、澤穂希(34)や宮間あや(28)といった、これまでなでしこを支えた面々の名前が消えた。
「過去のヤングなでしこの合宿では、大浴場にみんなで入ったり、遠征で泊まったコテージで10人部屋にしたところ深夜まで騒いで問題になったりと、まるで女子校の修学旅行のようでした。
そのくせ仲の悪いメンバーと同部屋だと露骨に険悪になったりしますからね(笑い)。日本代表の場合はベテランと若手の2人1部屋ですが、澤や宮間などのお局キャラがいないので、ヤングのやりたい放題になる可能性がある。
最年長としてチームをとりまとめるのは川澄奈穂美(27)ですが、彼女はネイルに凝ったり変顔を披露したりとマイペースなキャラですから、およそリーダーには向かない。ヤングたちに舐められてしまうのではと心配されています」(サッカー協会関係者)
引率する佐々木監督も、チームの秩序には危機感を持っている様子。
「佐々木監督は『もうノリさんとは呼ばせない』と宣言しましたが、ヤングなでしこの面々は陰では平気で“ノリオ”と呼び捨てにしています」(同前)
級長も先生も舐められっぱなしでは、試合を前に早くも学級崩壊の危機。澤が率いた「女王の教室」が懐かしい。
※週刊ポスト2013年2月15・22日号