ライフ

まれに「目のがん」もある ものもらいが治らなかったら危険

 40才を超えると誰しも症状が現れる可能性のある老眼。今まで見えていた近くのものが見えにくくなったら、老眼のサイン。40才ぐらいから徐々に見えづらくなり、すべての人が老眼になる。

「遠くにピントが合う遠視の人は、老眼が加わると裸眼で近くを見づらくなります。近視の人はもともとが近くを見るのが得意なので、近視用眼鏡を外せば見えることが多く、感じにくいだけで、老眼になってはいるのです。老眼鏡をかけると負担がぐんと減ります」

 と話すのが細川眼科クリニックの細川可奈先生。

 最近ものもらいが、よくできたり、目やにも気になる人も注意。ものもらいや目やにの原因のひとつは菌による感染で、まぶたの常在菌などが目に入るためだ。

 目に老化で負担がかかっていると、すぐに目に手をやるくせがつき、こういうトラブルが増えるのだという。お茶の水・井上眼科クリニックの岡山良子先生が次のように話す。

「目のがんもまれにあるので、抗菌薬の目薬を1週間使ってもものもらいが治りにくかったり繰り返すようだったら、病院で診察を受けてください」

 加齢によって涙の量は減り、40才を過ぎるとドライアイに悩む人は急増。症状が進むと角膜に傷が付き、擦りガラスを通したように、ものがかすんで見える。

 ただ、ドライアイには涙の量が少ないタイプと、涙の量は正常でも目に留まらず、鼻や口に流れてしまうタイプに分かれ、治療法が異なる。涙の補充は人工涙液を点眼し、涙を目に留めるためには目頭にコラーゲンなどを注入する。

「人工涙液にはサラッとしたものと、ヒアルロン酸を配合したとろみのあるものがあり、さし心地の好みで選びましょう。とろみ系は乾きにくいので、点眼回数が少なくてすみます。どちらのドライアイのタイプか自己判断は難しいので、病院で診察をすることをおすすめします」(岡山先生)

※女性セブン2013年2月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン