年が明けてから新年の一般参賀で姿を見せられて以降、1月末までの1か月間、ほとんど外出されることのなかった皇太子妃雅子さま(49才)。しかし、このところ外へ出られる機会が増えている。
1月31日、皇太子ご夫妻は東京・青山の国連大学を訪れ、環境問題に関する国際会議『地球システムガバナンス東京会議』を聴講された。
2月2日、雅子さまは皇太子さまとご一緒に国立劇場(東京・千代田区)を訪れられ、『東日本大震災復興支援・東北の芸能Ⅱ「宮城」』を鑑賞された。
そして2月3日、ご夫妻は愛子さまと東京・銀座のデパートへお出かけになった。このデパートの8階で開かれている毎年恒例の『第28回東京私立小学校児童作品展 ほら できたよ―喜びを色と形に―』をご覧になるためだった。
さらに2月4日、ご夫妻は学習院初等科へ。この日は授業参観だったが、ご夫妻が来校されたのは、1時限目が始まる前の午前8時半過ぎのこと。授業前のラジオ体操を、おふたりは校庭の一角から、やさしい眼差しで見つめられていた。
ご公務を含め、5日間の内4日もお出かけになられた雅子さま。しかも、4日間とも笑顔を絶やされることなく、明るい表情を見せられた。
昨年12月の雅子さまの誕生日に際して出された東宮職医師団の見解にも<私的なご活動からご活動の幅を広げていっていただく>と書かれているように、雅子さまにとって私的な外出は“治療の一環”。この度のお出かけは、国民にとって喜ぶべきことなのだろう。
精神科医の西脇健三郎・西脇病院院長はこう言う。
「1月は年始の行事などが立て込んでお疲れだったのでしょう。そんなときに無理して行動されるのは逆効果です。外出が増えられたということは、気持ちが前向きになってこられたということでしょう。たとえ私的な外出でも、外に目を向けられるのは大変良いことですので、周りは騒ぎ立てることなく、静かに見守ることが、今の雅子さまには重要なことではないでしょうか」
※女性セブン2013年2月21日号