スーパーの売り場を歩くと、「白菜1株450円」、「レタス1玉298円」「キャベツ1玉268円」…葉物を中心に野菜がどんどん値上がりし、一向に収まる気配がない。昨年より2倍近く高い食材もある。野菜の価格動向をチェックしている農林水産省園芸作物課は、高値水準が2月下旬以降も続くとみている。
「この冬は冷え込みが厳しいうえに、雨や雪が例年より多く、野菜の成長が遅れたり、傷んだりしています。白菜やレタスなどで出荷量が平年を大きく下回っており、改善する見通しはありません」(農水省園芸作物課)
白菜は前年比3割以上、レタスにいたっては前年比6割以上も価格が上がっている。そんな葉物野菜コーナーにあって、唯一値下がりを期待できるのがキャベツだ。
「実はキャベツは昨年も不作だったため、生産地の農家が今年は対策を充分にしていて、生産量を増やしているんです。寒さの影響で出荷が遅れていましたが、2月下旬からは平年並みに戻り、価格も落ち着きます」(前出・農水省園芸作物課)
節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「最近はレタスを買っていません。サラダは特売のキャベツをせん切りにしています」と話す。さらに、葉物野菜の高騰にこんなアドバイスをする。
「レタスがどうしても必要なレシピの場合、半玉で買う手もありますが、使い切れないと切り口から傷んでしまうことが多い。無理して使うのももったいないので、同じくらいの値段だけど日持ちするサラダ菜で代用する手もあります」
※女性セブン2013年2月28日号