国内

故鳩山安子さん 息子に42億円生前贈与も300億円以上の資産残る

 2月11日夜、鳩山由紀夫元首相(66才)、鳩山邦夫元総務相(64才)の母・鳩山安子さん(享年90)が、多臓器不全で亡くなった。

 ブリヂストンの創業者である故・石橋正二郎氏(享年87)の長女として生まれた安子さんが元外相の鳩山威一郎氏(享年75)と結婚したのは1942年。鳩山家のゴッドマザーとしての莫大な資金源は、1976年に亡くなった父の遺産相続に始まる。主にブリヂストンの株でざっと100億円以上。1993年12月に威一郎氏が亡くなると、150億円以上ともいわれる鳩山家の財産を相続した。

 しかし安子さん自身は華美を嫌い、私生活は質素だったというが、息子たちの“小遣い”はどんぶり勘定。1996年に由紀夫氏と邦夫氏が旧民主党を結党した際には、新党結成のための資金として数十億円をポンと用意した。

 また2009年、由紀夫氏が首相を務めていた当時、安子さんから5年間で計約9億円もの貸し付けがあったことも発覚。“子ども手当”と揶揄された。

「安子さんはふたりの息子に、それぞれ約42億円の資産を生前贈与しています。でも、彼女の資産はそんなものじゃない。最低でも300億円はあるでしょう」(鳩山家を知る人)

 安子さんの巨額資産について政治評論家の木下厚氏は言う。

「いちばん大きなのは、やはりブリヂストンの株と不動産ですよね。文京区音羽にある約1300坪の鳩山御殿なども、これから兄弟に平等に相続されるのでしょう。安子さんはいつも“兄弟なんだから、いずれはふたり仲良く同じ政党でやってほしい”と言い続けていましたから。互いに政敵となったことがありましたが、母にとってはいつもどちらもかわいい子供だったんですよ」

※女性セブン2013年2月28日号

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