民放キー局が不景気なご時世、ふんだんに制作費があるのはNHKだけ。しかし、そのNHKにも経費削減の波が押し寄せている。
2月12日、経営陣が抜本的な給与制度の改革案をブチ上げた。その中身は、基本賃金の10%カット、各種手当の廃止、さらに勤務地域によって給与を引き下げるというものだ。
そもそも、給与水準は民放キー局の7~8割程度。公表されている社員平均を見ると、30歳で591万円、35歳で733万円、管理職は年俸制で課長クラスは1015万円となっていた。気になる女子アナへの影響はどうか。
「『おはよう日本』の鈴木奈穂子アナ(31)は9年目で、昨年は『ゆく年くる年』まで任される大活躍。時間外手当や早期日勤手当がついたとしても、よくて年収900万円。彼女の夫は同い年のTBSのディレクターですが旦那の方が多いはず」(NHK局員)
その他、『サンデースポーツ』の新キャスターに抜擢された杉浦友紀アナ(29)で700万円程度。昨年の紅白歌合戦の司会を務めた課長待遇の有働由美子アナ(43)で年収1300万円といったところだとか。
今回の給与カット方針はNHK女子アナ陣にも波紋を広げそうだ。
※週刊ポスト2013年3月1日号