プロ野球のキャンプは真っ盛り、連日各地から球春を告げるニュースが伝えられている。開幕前の大事な1か月間。
しかし血気盛んな若い選手たちが集まれば、色々な“事件”が起きるのは当然だ。半世紀にわたるキャンプの歴史の中で、いまだ語り継がれる秘話を公開する。
遊びも控えて、ひたすら練習漬けのキャンプを送る選手は多いが、ただ闇雲に禁欲を強いてもうまくいくものではない。
元巨人の金田正一氏はロッテの監督時代、球界初(?)の“生理休暇”を導入した。
「妻帯者にはキャンプ中、10日に1回の帰宅を許可して飛行機代も出してやった。最初はテレていた選手たちも喜んで帰るようになったよ」
独身や家に帰らない選手たちには、オープン戦が始まると遠征先のソープランドを貸し切って招待した。
「2万円のところを、団体割引で1万円に値切って頼んだり、ワシが仕切っていたよ。マスコミも一緒に誘ってやるから、番記者でワシのことを悪く書くやつはいなかったなあ」
※週刊ポスト2013年3月1日号