2月24日に開催された東京マラソンでは参加エントリーが30万3000人を超えるなど、マラソンは今や空前の大ブームとなっているが、初心者でもできるのだろうか？ 筑波大学教授でランニング学会副理事長の鍋倉賢治さんが解説する。
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マラソンは「やろう！」と思いさえすれば誰でもできるものです。今やれることを少しずつ習慣化していくだけなので、無理する必要はありません。まずは週に2～3回、30分のジョグ＆ウオークからでOK。「キツイ」と感じたら、歩いてもいいので、まずは外に出てみてください。慣れてきたら30分から40分…と時間を延ばしてみます。
最初の1か月はつらいかもしれません。そんな時は練習日誌やブログをつけて励みにするのもいいですし、面倒であればカレンダーに走った距離を書き込むだけでもいいでしょう。そこを乗り越えれば、あとはスーッと続いていくようになりますよ。
1年以上走り続けている人にその理由を聞くと「楽しい」「新しい自分と出会える」を挙げる人が大半です。「健康のため」「ダイエットのため」だけで始めても、楽しくないと続かないんですね。まずは速歩きと同じぐらいのスピードで走るのがコツ。「いい天気だからパン屋さんまでジョギングで行ってみよう」など、散歩の延長で始めてみてください。
※女性セブン2013年3月7日号
