昨年12月の主演舞台で女優業に復帰した“のりピー”こと酒井法子(42)が今月12日、東京・六本木で、復帰後初の映画イベントに出席し注目を浴びたが、中国でも“中国版ツイッター”といわれる簡易投稿サイト「微博(ウェイボー)」には声援が溢れるなど、日本以上に、中国での人気の高さを見せつけた。
しかも、日ごろはお堅いことで知られる中国国営の新華社通信が中国のファンの反応を伝えるフィーバーぶり。日本ではまだまだのりピーの復帰に批判的な声が多いが、中国での人気振りには陰りがないようだ。
酒井は六本木で行なわれた米映画「ダイ・ハード/ラスト・デイ」のイベントに登場すると、「『ダイ・ハード』シリーズ、大好きなんです。これでもかの困難を、ボヤきながら乗り越えるところに感動します」と笑顔でアピール。
「今までは『やっぱりパート1が最高』と思っていましたが、超えちゃいましたね。バレンタインに公開ですし、カップルで楽しめば盛り上がること間違いなし」とテンションを上げた。
新華社電によると、のりピーの登場に、ウェイボーに寄せられた声援は「がんばってのりピー!」「おひさしぶり、法子姐さん」「僕の青春」「がんばって、映画で復帰してね」などというもの。
とはいえ、さすがに共産党一党独裁体制の唯一の国営通信社だけに、復帰に批判的な声も紹介して、ちくりと釘を刺すことも忘れていない。
「薬物事件で露出度も上がるんだね……」「彼女の意見にはもろ手を挙げて賛成だけど、なんかしっくりこないわ」「ちょっと説得力がないかな」「なんてことない、復帰したから、この話題を借りて自分の話題づくりをしただけさ」「日本の有名な歌手、世界にもファンがいる酒井法子。彼女、かつてこんなこと言ってなかったかな。『芸能人として健康で活発なイメージを保ち、社会にパワーを届けたい』」
酒井は先月初旬、北京で行なわれたファッションアワード「2012中国時尚権力榜」の授賞式で「注目の女性スター賞」に選出され、中国で根強いファンに支えられていることを示した。
この賞はユーザー約8億人といわれるネット投票で決められるため、「のりピーは今後当面、中国や台湾などアジア圏を中心に芸能活動を続けていけばよいのではないか」と北京紙「新京報」は伝えている。