オランダの次期国王の即位式典に合わせ“皇太子ご夫妻のオランダ訪問”が計画されているという。もし実現すれば、雅子さまにとって2002年12月のニュージーランド・オーストラリアご訪問以来、実に11年ぶりの海外公式訪問となる。皇太子ご夫妻も、式典への参列を強く希望されているという。
そんななか、一部では「国内の公務もままならないのに…」といった声が上がっているのも事実だ。そんな声をはね返すかのように、雅子さまはこのところお気持ちを前向きにされ、活発に動かれている。
2月2日、4か月ぶりの外出を伴う公務となる民俗芸能のご鑑賞、6日には国連難民高等弁務官とのご接見、そして8日には前復興庁事務次官の説明を受けられるなど次々とご公務を果たされた。
精神科医の西脇病院・西脇健三郎院長はこう話す。
「自らが望まれていた海外親善が実現できれば、精神的に非常に好影響を与えることでしょう。心の病気は無理をしてもいけませんが、大事にされすぎても自分の存在意義を感じられなくなり、病状が後退してしまうこともあります。今回のオランダ訪問は、実現すればご静養ではなく、大切な公務という形で海外へ行かれることになるわけですから、間違いなく、雅子さまを巡る状況は変わると思います」
そして、この思いは宮内庁内部でも強くなっているという。
「これまではやはり海外となると後ろ向きな意見がほとんどでした。しかし、このまま公務できぬお体の状態が続けば、たいへんなことになります。少しでも良い方向に向かうのであれば、それを進めてみようという思いも強くなっているんです。オランダ訪問実現への動きは加速している感があります」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2013年3月7日号