2月15日に放送された韓国のテレビ番組で、JYJ・ジェジュン(27才)の実母であるオ・ソジンさん(50才)が息子への思いを語った。
ジェジュンは、8人の姉を持つ末っ子として育ち、高校時代は新聞や牛乳の配達、工事現場の仕事などで家族を支えた苦労人として知られる。
「しかも、その生い立ちは複雑で、彼は幼い頃に養子に出され、共に暮らした両親、姉たちは血の繋がった家族ではないんです」(韓国芸能関係者)
ソジンさんは、忠清北道の裕福な家庭に生まれたが、高校2年生のときに父が倒れ、家は借金まみれに。高校を中退し、電話交換手の仕事で懸命に生きてきた彼女は5才上の公務員と出会い、結婚。そして、ジェジュンが誕生した。
しかし、一家の幸せは長くは続かなかった。彼女は番組でこう回想する。
「そのうち、夫は酒ばかりを飲み、暴力を振るうようになった。私は耐え切れず、子供を連れて家を飛び出しました」
そうして離婚したソジンさんは、簡易宿を渡り歩き、極貧に耐えながらひとりで子育てに奮闘した。食堂で働いていたときは客の残飯を持ち帰ることもあったという。
「これ以上子供に惨めな思いを味わわせたくない…。そう思っていたころ、知人がある家を紹介してくれ、“そこに預ければ息子が餓えに苦しむことはなくなる”と助言してくれたのです」(ソジンさん)
彼女は悩んだが、息子を養子に出すという苦渋の決断をする。ジェジュンが4才のときのことだった。しかし、ジェジュンを養子に出してからは、後悔に苛まれる。
「息子への恋しさと喪失感から精神を病んでしまい、幻聴が聞こえてくるようになって…」(ソジンさん)
そんなソジンさんは2004年にジェジュンと再会している。
「実に14年ぶりの再会でした。彼女は泣きながら、ジェジュンを手放さざるを得なかった理由を話したそうです。ジェジュンはソジンさんの話を聞き、彼女を許したといいます」(前出・韓国芸能関係者)
その時、ジェジュンはソジンさんを抱きしめてこう言ったという。
「産んでくれてありがとう。これからはふたつの両親に孝行しながら生きてゆきます」
ふたりは、今ではメールをしたり、食事に行ったりと、非常に仲の良い親子に戻ったという。
※女性セブン2013年3月7日号