意外にも……といったら失礼か。3月末のフジテレビ退職を発表した高橋真麻アナ(31)を巡り、水面下では、芸能事務所による激しい争奪戦が繰り広げられているという。
ある芸能関係者は、「キャスターとしてではなく、タレントとしての需要は高いでしょう。フリーになれば父親とも共演しやすい。天然キャラも定着しているし、バラエティからのオファーは多いはずです」と語った。
大御所俳優・高橋英樹の娘として2004年に鳴り物入りで入社した高橋アナ。体当たりレポートやバラエティ番組のカラオケ熱唱で人気を博し、「マーサ」の愛称で親しまれてきた。
芸能界からもタレント価値を認められたのは、これら女子アナの枠を超えた活躍があったからだろう。しかし、この評価は当の本人にとっては納得できないものだったようだ。
フジ局員がいう。
「もともとは報道志望。実はニュース読みに関してはうちではトップクラスだった。にもかかわらず色物扱いされている現状について不満を抱えていた。カトパン(加藤綾子アナ)をはじめ強力な後輩も次々と入社し、焦りもあったようです」
正月番組でも同僚が晴れ着姿のなかで、高橋アナだけ着ぐるみを着させられた。局のイベントでは連日ステージで歌わされ、女子アナを逸脱した活動ばかりを求められることに疲れてしまったようだ。
※週刊ポスト2013年3月8日号