カタコトの日本語で大ボケをかましたり、芸能界の大御所相手に物怖じしない発言を連発──。
そんな芸風でテレビ界を席巻中のハーフ美女タレントたち。その筆頭格はローラだが、彼女の対抗馬として注目されるのが、昨年ソフトバンクのCMで鳥取出身の美少女を演じて、一躍メジャーになったトリンドル玲奈(21)という。
ただし、キャラはローラと正反対。オーストリア人の父と日本人の母を持ち、現在、慶應大学環境情報学部に在学する才女である。
CMでは「超イミフ(=意味不明)」「てへぺろ」とギャル語を発し、極めつけは鳥取弁での「(ここは)鳥取のハワイ(羽合)だで」。一気に視聴者の心を掴んだデビューだったが、関係者によれば、これは天然ではなく努力のたまもの。
関係者によれば「渋谷ギャルや鳥取弁の先生から直接レクチャーを受け、必死になってイントネーションを学んだ」という。
鳥取弁には苦労してもドイツ語、英語はお手のものというトリリンガル。“おバカ”や“セレブ”を売りにする他のハーフ美女たちとはひと味違う。
民放バラエティのスタッフがいう。
「ある番組で丁半博打をモチーフにした2択クイズのコーナへの出演が決まりました。当日、ぎりぎりまで『極道の妻たち』を見て、博打というものがなんなのかを勉強していたそうです。勉強熱心で努力家。本番ではほとんど役に立たなかったそうですが(笑い)」
かわいいルックスからは想像できない根性と上昇志向。まだまだスターへの階段を上り続けそうだ。
※週刊ポスト2013年3月8日号