多くの市民ランナーが参加した東京マラソン。「最初は1km走るだけでつらくて…」と話すのは、今回、初めて出場したネイリストの黒崎えり子さん。
「日本ネイリスト協会のチャリティーランナーとして急に出ることになったんです。本格的に練習を始めたのは去年の11月から。プロのトレーナーに走り方を教えてもらったりして、少しずつ走れるようになっていきました」(以下、「」は黒崎さんのコメント)
仕事として始めたマラソンだが、練習していくうちに徐々にハマっていったという。
「東京マラソンの前にマラソンの大会に何度か出場したんですが、1回完走するとすごく気持ちよくなって。そうすると、もうちょっと速く走れたかな、次は何秒縮めようとか、向上心が出てきちゃうんです」
学生時代は帰宅部で、走ったことなどなかったという黒崎さん。
「走り終わって思うのは、マラソンは“大人のスポーツ”なんだということ。仕事をしながらも、時間を見つけて練習を 組み立てないといけないし、年齢を重ねているからこそ、自分の体もしっかりケアしないといけない。でも、それが逆に、美意識向上につながると思うんです」
ちなみに、完走後はインディバ(スペインで開発された高周波温熱機器。体の中から温め内臓機能を高める)を受けるためサロンへ直行。アフターケアは怠らない。
マラソンの目標はもちろん完走することだが、さらにプラスαを考えてしまうのが欲張りな女子の考え。気になるダイエット効果は…?
「ファッション誌の企画で5か月で9kgのダイエットに成功したんですが、いちばん効果があったのはランニングだったと思います。走るときに腹筋を使うからお腹が出なくなるし、腕を振るから二の腕も引き締まってくる。ふくらはぎの位置も上がった気がします」
効果はダイエットにとどまらない。「最近ほんとに肌の調子がよくなって。皮膚科の先生が、走ることで成長ホルモンが出るからだって言ってました」とのこと。ダイエットはもちろん、美容にも良いランニング。これはもう、始めてみるしかなさそうだ。
※女性セブン2013年3月14日号