お金が「貯まる女」と「貯まらない女」の違いはどこにあるのか? 家計再生コンサルタント・横山光昭さんはこう答える。
「いちばんの違いは、“ものごとの見方”。お金が貯まる人は長期的にものを見ますが、貯まらない人は目の前のことしか見ていないことが多いのです」(以下、「」内は横山さん)
“長期的”といっても、何十年も先の、老後のことを考えなければいけないわけではない。例えば、半年後に自転車を買うために7万円を貯める、来年の夏休みに海外旅行に行くために30万円貯める、といった具体的な目標を持つことで、成果に違いが出るという。逆に、「今、欲しい」と目の前のものを我慢できない人は、いつまでたっても貯まらない。
「もうひとつの違いは、貯まる人は収入よりも支出を、貯まらない人は支出よりも収入を意識していることです」
このご時世、サラリーマン家庭で収入増は難しいが、支出を減らすことは可能。
「減らす対象として真っ先に上げたいのは、携帯電話代、外食や飲み会の費用、生命保険料などの“固定費”。食費や服飾費のような流動的な支出を減らすより、月々の支出を効率よく減らせます」
「貯まる女」になるためにまず重要なのは、
【1】数か月~数年先を目標に「○万円貯める」という具体的な目標をもつ。
【2】固定費を中心に支出を減らすよう家計を見直す。
これができればOK。すでに“節約している”という人も、固定費を見直すことでさらなる節約に。
「女性は自分へのご褒美が大好きなので、お金が使えないと生活がつまらない…とよくいいます。でも貯金を“将来の自分へのプレゼント”だと考えればいい。すると『今、これを買わなくてもいい。将来、もっといいものを買おう』と発想が変わってくる。そうやって貯めたお金は大事に使うので、目標達成後も、一気に使う習慣はなくなり“貯まる女”体質に変われるのです」
※女性セブン2013年3月14日号