スポーツ

近鉄の本拠地・藤井寺球場 観客席で焼肉をする人がいた伝説

 野球界には今も語り継がれる伝説がある。その中には、「ウソでしょ?」と思うようなエピソードも数多い。ここでは、「川崎球場のスタンドで流しそうめん」に対し、藤井寺球場では焼き肉をしていたという伝説の真偽について検証する。

 昔は閑古鳥が鳴いていたパ・リーグのスタンド。有名なのは、川崎球場で流しそうめんに興じるファンの姿だ。しかし、これに匹敵する例が藤井寺球場であったという。ある近鉄OBが某雑誌に語ったところでは、

「外野を守っていたら、『こっち来て一緒に食べんか』と声がした。振り向くと観戦中のファンが、スタンドにコンロを持ち込み、煙を上げて焼き肉をやっていた」

 そこで近鉄、中日、西武を渡り歩いた金村義明氏に聞くと、「それも川崎のことじゃないですかね?」という答えが返ってきた。

「川崎は工場地帯にあったので、試合が終わって風呂に入ると耳や鼻の穴の中が真っ黒になっていたくらい空気が悪かった。ただその日はやたら煙くて、なんやと思ってたら、スタンドに七輪を持ち込んで焼き肉をやっているファンがいた。もう衝撃でしたよ」

 現在、広島では野球を見ながらバーベキューができる設備がある。流行の先取りと考えられなくもない。

※週刊ポスト2013年3月8日号

関連記事

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン