世の女性にとってバストにまつわる問題は最大の関心事。それがその人の住んでいる都道府県でわかっちゃう? ラブグッズの販売サイト、エルシーラブコスメティックが昨年3月に行った調査で驚くべき結果が出た。
同社は47都道府県に住む、2350人を対象に女性のバストに関するアンケートを実施。自己申告による結果で、埼玉県が平均Aカップともっとも貧乳の県に。一方、平均Eカップとなったのは京都府と岐阜県で、内訳を見てみるとEカップと答えた人は両県とも13人と互角だったが、Fカップは岐阜県1人、京都府2人となり、僅差でありながら京都府が巨乳1位になった。
この結果に対し、『おんなの県民性』(光文社新書)の著書があるナンバーワン戦略研究所所長の矢野新一さんは次のように分析する。
「貧乳、巨乳それぞれの1位になった地域は隣接する県が関係しているのかもしれません。埼玉県は最新のダイエット法をいち早く取り入れる傾向がありますが、これは東京都を意識してのこと。そのため、スレンダー体形にこだわる人も多く、結果、胸が小さくなっているのでは。
一方、京都府は表と裏を使い分ける性格をもつ県民性なので、本当のサイズより大きめに申告している可能性も考えられます。また見栄っ張りな一面もあるので、大阪府や兵庫県など近くの県よりも胸を大きくするためのケアなどに熱心なのかも」
また、東日本が平均Bカップだったのに対し、西日本はCカップということもわかった。アンケートを実施したエルシーラブコスメティックの広報担当者によると「バストケアのため何をしているかという質問に対しても、中部・近畿地方の女性たちはバストマッサージと答えた人が全体の40%以上。マッサージによってリンパの流れがよくなり、ハリのあるバストになっているということも考えられる」という。
また今回のアンケートで勝負下着にかける金額も1万円以上と全国トップに。これに対して前出の矢野さんは次のように指摘する。
「『京の着倒れ』という言葉があるように京都人は見えるところだけでなく、見えない部分のおしゃれにも気を配り、お金をかける傾向がある。体面を気にする京都人の性格から、見えない下着にも手を抜きたくないという思いが隠れているのでは」
ちなみに京都で好まれる勝負下着の色は白という調査結果も。これも清楚ではんなりイメージの京女ならでは?
※女性セブン2013年3月14日号