かつて娘にとっての父親といえば、嫌われる対象だったが、最近ではそうでもない模様。カルピスが昨年に女子高生308人を対象に行ったアンケートの「理想のお父さんは誰?」という質問で、阿部寛と並んで「自分の父親」が1位となったのだ。
実際に、こんな親子がいる。静岡県在住の主婦Aさん(49才)の夫(47才)は、高校2年生の長女(17才)とはまるで恋人同士のように仲がいいのだという。
夫は「電車でチカンにあったら困るから」と毎朝30分かけて娘を高校まで車で送り、メールのやりとりもしょっちゅう。ふたりの親密さがさらに深まったのは、昨年11月の娘の誕生日のときだった。Aさんはこう話す。
「夫が娘をレストランのディナーに誘ったんです。プレゼントには高級ブランドバッグとケーキを用意しておき、お店の人が食事の途中で運んでくるサプライズ演出まで仕込んでいたんです。私は娘のブログを見て知ったんですけど(笑い)。えっ、私ですか? 夫から『ママはお友達とゆっくりしてな』と言われて、ママ友とカラオケしてました。楽しかったから別にいいんですけどね(苦笑)」
とはいえ、夫と娘の仲睦まじさにほんのりと寂しさを感じることもあるという。
「家族3人で車に乗るときは、いつも娘が助手席に座り、私は後部座席にぽつん。ちょっとした疎外感がありますよ(苦笑)」(Aさん)
※女性セブン2013年3月14日号