一度褒められただけで、調子に乗ってしまうのが、単純でバカな男の性だが、いつまでも調子に乗り続けられるのは困ったもの。茨城県に住むエステティシャンのKさん(38才)の夫(41才)は、まさにそんな男で、ずーっと調子に乗ったままだという。なんとも面倒くさい夫のエピソードをKさんが披露する。
* * *
結婚したばかりのとき、私の友達が「面白いご主人」とイジったんで、うちのバカ、勘違いしたみたいなの。
私が友達と会うって言うと「おう、●子と▲美か。どうしてんだ」って、誘ってもいないのにイソイソと身支度。「オレが行かないと始まらないだろう」だって。
普通のカラオケとか飲み会なら、適当に笑わせてくれるしいいだろうと連れて行っていたんだけどさ。
問題は私の昔のパート仲間の■香よ。和風美人の彼女をことのほか気に入ったらしくて、彼女と会うときには、何度も鏡を見てオメカシするんだよね。
彼女の住まいは電車で2時間半。会えるのは年に数回だし女同士、話したいことだってあるじゃない。それで、彼女の地元の温泉でのんびりしようということにしたの。これならダンナもついてこられないし。ところがよ。温泉から出たら私の携帯には夫からの着信履歴がビッシリ。
「なんの用?」ってわざと不機嫌そうに電話したのに、へのかっぱでさ。「■香ちゃんいる? ちょっと話したいなぁ~」って言うの。頭にきたからブチッと電話、切ってやったわよ。それでも「いいのか、オレが迎えに行かなくても」ってしつこいのよ。もう、なんなの!
※女性セブン2013年3月21日号