数々の修羅場をくぐりぬけてきたジャーナリストの山路徹さん(51才)が女性セブン読者のお悩みにズバリ回答。今回はアブノーマルなシチュエーションに燃える夫に対するお悩みです。
【お悩み】
うちのだんなは看護師や女子高生の衣装を買ってきて、セックスするときに私に着てくれと言ってきます。最近では設定も“ビル清掃員の女性とトイレでセックス”などマニアックなものに。セックスレスよりマシと思っても、あまり変な設定は「無理」と断りますが、それでも「やってよ~」と迫ってきます。どうしたらやめてもらえますか?(44才・パート)
【山路徹のアドバイス】
あなたが言っているとおり、セックスレスよりずっといいですよ。性生活がない40代以降の夫婦ってたくさんいますし、だんなさんにかまってもらえないという世の奥さんからすると、うらやましい話。逆にセックスレス夫婦には見習ってほしいプレーですね。
ただ、本気でやめてほしいと思うなら、あなたがだんなさん以上にプレーに積極的になりましょう。こういうマニアの人って、相手が嫌がっている姿を見るのも好きで、“イヤイヤ”という態度を見せると余計に燃え上がってしまうもの。だから「早くやろうよ」とか「もっともっと」とか言って、率先してやる態度を見せると「あれ? こんなはずじゃなかったのに…」と冷めてしまったりするんです。最初は精神的に苦痛かもしれませんが、2~3度やっていくうちに、だんなさんの気持ちも萎え、無理強いはしなくなるんじゃないですか?
まあ、でも、絶対にあなたが嫌というなら話は別ですが、ぼくはあえてあなたも楽しむ方向に行ったほうがいい気もします。
だんなさんが「清掃員の女性とセックス」などマニアックな設定にこだわるというのは、抑圧された社会に生活するなかでそうした願望のようなものが沸き起こっているのかもしれません。その願望を満たす相手先が自分の妻というのはある意味救いがあります。
まかり間違って、欲望を抑えつけた反動で、本物の清掃員を襲ってしまったら、犯罪ですからね。欲望が家庭内で発散できているなら、問題ないのでは。精神的苦痛を伴うことならはっきりと「ノー」を言うべきですが、そうでなかったら、自分がいかに楽しむかを考えましょう。たまには自分がしたい格好を言ってみるとか、逆にだんなさんに着てほしいコスチュームを提案してみるとか。コスプレでも相手に求められるなんて、愛されていてうらやましいですよ。
※女性セブン2013年3月21日号