東日本大震災から丸2年が経とうとしているが、被災地には復興という名の下に、均一化したモノたちが故郷の景色を圧殺している。そうした「無機質な故郷」の風景の例のひとつが、宮城県・南三陸町の陸に集積する廃船だ。
被災した船舶の数は約2万隻ともいわれ、一部は修理して今も漁船として使われているが、ほとんどが修復できないものや持ち主不明。そういった船舶が南三陸町に集められていた。所有者不明の場合、国が処分することになる。2013年2月に撮影。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年3月15日号
東日本大震災から丸2年が経とうとしているが、被災地には復興という名の下に、均一化したモノたちが故郷の景色を圧殺している。そうした「無機質な故郷」の風景の例のひとつが、宮城県・南三陸町の陸に集積する廃船だ。
被災した船舶の数は約2万隻ともいわれ、一部は修理して今も漁船として使われているが、ほとんどが修復できないものや持ち主不明。そういった船舶が南三陸町に集められていた。所有者不明の場合、国が処分することになる。2013年2月に撮影。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年3月15日号