アベノミクス効果の株高が続いているが、この株高はいつまで持続するのか? フィスコ・リサーチレポーターの三井智映子氏が2013年夏までの日経平均株価の推移を予測する。
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5月に出揃う日本企業の2013年3月期通期決算は、前期に比べて増益率は鈍りそうだ。そのため、過熱感への警戒もあって、いったんは調整局面もあるが、それでも円安進行は続きそうなので、日経平均株価は緩やかな上昇基調を辿り、7月初めには1万2500~1万3000円に達すると見る。
問題はその後に控える参院選の行方だが、もし自民党大勝となれば再び一気に吹き上がり、8月に1万5000円になってもおかしくないだろう。
【プロフィール】
●みつい・ちえこ:1982年生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中よりタレントとして活躍。いち消費者とアナリストの中間的な存在として、より身近に株式、金融、経済の情報を伝える。
※マネーポスト2013年春号