あの名曲が蘇った!? Jリーグ開幕を1週間前に控えた2月23日、J2ギラヴァンツ北九州の激励会に、元チェッカーズの高杢禎彦(50)がスペシャルゲストとして登場した。
高杢といえば、福岡県久留米市出身。今回ゲストとして呼ばれた背景には、福岡県北九州市出身で、藤谷美和子とのデュエットで『愛が生まれた日』を歌った大内義昭(52)の存在があった。
大内は3年ほど前に高杢を歌の世界に呼び戻し、現在は『高杢禎彦&大内義昭』として各地を歌い歩いているという。その大内がギラヴァンツ北九州の応援歌を歌っているため、急遽高杢がゲスト参加したのだった。
社長の挨拶、監督や選手の紹介などが終わった後、大内が登場。そして、「大きな拍手でお迎えください。元チェッカーズの高杢禎彦さんです!」という大内の紹介で、高杢が姿を現わした。大内とともに、ギラヴァンツ北九州の応援歌を歌い終わると、司会者が「せっかくお越し頂いたので」とチェッカーズ時代の“あの名曲”をリクエスト。
すると、高杢は後ろに並ぶ若い選手たちの顔を見て、「知っているかな~?」と笑みを浮かべたが、その直後、司会者から「選手はこのあと準備がありますので」という痛烈な一言があり、結局、柱谷幸一監督以下全選手は退散していってしまった……。
とはいえ、この事態にも、司会の「チェッカーズ世代なんで」という一言に、「本当!?」と高杢のテンションも急上昇。監督・選手の代わりに登場した藤吉信次(42/元ヴェルディ川崎など/現・ギラヴァンツ北九州地域コミュニケーター)も、「チェッカーズ世代です」と高杢を盛り上げた。
チェッカーズのリードボーカルは藤井郁弥(現フミヤ)で、高杢は低音コーラス担当だったが、この日は「高杢バージョン」(大内)でチェッカーズのデビュー曲『ギザギザハートの子守唄』を歌いあげ、曲の最後には「ゲッツ!」と叫んだ。
「高杢はチェッカーズ解散直後、『恥ずかしきことの数々』というシングルを発売しましたが、それほどヒットせず。以来、ほとんど歌手活動を行ってきませんでした。でも、今は大内というパートナーを見つけ、原点回帰したのかもしれませんね。チェッカーズというスーパーグループの一員だったことを誇りに、新たな芸能生活を歩んでほしいですね」(芸能関係者)
ラストには、2人のオリジナル曲である『Love song』を高杢は歌い上げた。