遠隔操作ウイルス事件は容疑者が逮捕されたものの、本人は否定をし続けており、いまだスッキリとしない状況。さらに、ここに来て当局の捜索方法について思わぬ“訴訟問題”も勃発。そもそも冤罪があった事件だけに、ますます警察への不信感は募りそうだ。そんな中、ホリエモンこと堀江貴文氏も「我、一家言あり」と塀の中から当局に苦言を呈す。メルマガ『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話 by NEWSポストセブンVol.10』より、彼の言葉を一部抜粋した。
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こんにちわ! 『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。堀江御大とひろゆき氏こと『2ちゃんねる』の創設者の西村博之氏といえば古くからのお友達であることは皆さんも御存知だと思います。そのひろゆき氏が取締役を務めるインターネット関連会社が、パソコンの遠隔操作事件などで警察に違法な捜索や差し押さえを受けたとして、東京都と大阪府に対し、計110万円の損害賠償を求める裁判を起こしたそうなんです。
この問題には御大も怒り気味です。
「正直、警察のこの事件に対する捜査姿勢はやりすぎ感が強く、提訴は当然と思う。メンツを潰されたからとよくわからない怪しいネット企業のレッテルを張り、権力を振りかざす。みっともないよね」
御大は今回の事件について「警察がすべての被害を自ら作り出しているとしか思えない」という感想を持っております。手厳しい意見ですね。というのも、現在服役している案件とは関係なく、かつて御大は“警察不信”になるような出来事を経験しており、何かと当局の捜査に対しては首をひねるようになったそうなんです。実はその昔、財布からクレジットカードを盗まれ、誰かにドンキホーテで高額商品ばかりを“ドカ買い”されたことがあったのです。ムキーってなりますよね。すぐさま被害届を警察署に出したそうなのですが…。
「犯人が防犯カメラに映っているのに何の捜査もしてくれなかったんだよ。渋谷署!(カード会社が全額保証してくれたから実質的被害は現金数万円だけだったけど)ま、『役立たず』ってことなんだよな。その辺をもっと自覚せよ!」