ホワイトデーに何を贈ったらよいか、頭を悩ませた男性も多かったのでは? お返しは礼儀というより、もはや義務。でも、世のOLさんたちは、けっこう悲惨な目に遭っているようです。大誤算に終わってしまったホワイトデーの顛末とは……?
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はる(金融・30歳):そういや私は、北海道出身の彼に、鮭をくわえた熊のアノ木彫りをもらったことがあったっけ。「北海道民は全員持ってるから」っていわれたけど。
きょう(旅行・27歳):こっちは彼女なのに、「その他大勢」と同じプレゼントってのも許せないよね。私、昔職場で不倫してたことがあってさ。その彼氏に職場の女の子と同じお菓子をもらったんだけど、かえってツラかったな。
まき(不動産・25歳):私も昔、不倫してたから、分かる。私の時なんてもっと悲惨で、彼にフランス製高級チョコあげたら、「先日は美味しいお菓子をありがとうございました。家族みなで美味しく頂きました」って手紙付きの超高級菓子が、ホワイトデーに彼の奥さんから送られてきたんだから。
きょう:こええ~! ホラーだよ、ホラー!
るい(IT・26歳):ホラーといえば、ウチの会社って完全なブラック企業だから、ホワイトデーさえブラックでさ。去年のバレンタインデーの時、みんなボロボ口に働いているから、女子一同で男性社員にチョコをあげたのね。
でも、その1か月後、出勤すると、一番若手の営業クンが、朝から課長に「うらァ、お前、ちゃんと、菓子、用意しろっつっただろがァ!!」って怒鳴られながらボコボコに殴られていたの。
みか:まさかのホワイトデ一体罰? ひえ~、ひど過ぎるう。
※週刊ポスト2013年4月5日号