薄口政治評論家としてバラエティー番組で活躍中の杉村太蔵・元衆議院議員が、女性セブン読者のお悩みを解決します。
【質問】
関西出身のうちの主人は東京のかけそばを“こんな真っ黒なつゆのそばを食うやつは味覚オンチ”と言ってバカにします。東京育ちの私からすると食文化をバカにされているようでカチンときます。そこで立ち食いそば好きという太蔵さん、関東のそばの良さを教えてください。(38才・会社員)
【杉村太蔵のアドバイス】
私は関東の濃いそばつゆが好きです。独身時代はよく立ち食いそばの店を利用していましたね。天ぷらそばが好きで、かけそばに海老天、春菊天、かきあげなんてトッピングして。私にとっては関東のそばってトッピング文化なんですよ。天ぷら以外にコロッケなんかも関東の濃いつゆにあう。つまりそばだけでなく、揚げ物もおいしく食べられる天つゆのような存在なんですね。
ただ、関西はそばよりうどん文化と聞きますし、うどんとそばをつゆで勝負するのは厳しいのかもしれません。それならばいっそのこと政治的手法で相手のふところに飛び込んでみてはいかがでしょうか。外交でも、交渉をうまく進めるためには相手の文化を認めることが大事です。
だんなさんに「あなたが絶対においしいという関西におそばを食べに行きましょう。すごくおいしいところに連れて行って」と言ってみて旅行に誘ってみてはいかがですか? 旅行にも行けておいしいものも食べられて一挙両得じゃないですか。
それでもダメならば、家でそばやうどんを作るときは、黒い器に入れるといいですよ。そうすればつゆの色が濃くても薄くてもわかりにくい。見た目だけの問題なら視覚から変えていくという手法もありですね。
※女性セブン2013年4月4日号