人気観光地であるがゆえに、「行ってみたら、人を見物しただけだった」「写真を撮ったら、人の頭しか映ってなかった」なんてボヤく声も多い京都。そこで、京都をよく知る人々に裏京都案内をお願いした。
まずは、京都府立植物園。
「200円の入場料は必要ですが、3月下旬から咲く寒桜から4月下旬まで咲く菊桜まであるので、1か月以上桜が楽しめます。桜のシーズンは開園時間を延長してライトアップもやっているので幻想的。付近にもいくつか桜の名所があります」(京都市・39才・パート)
次は、 2010年のJR東海のCMで話題になった仁和寺
「体温計などを製作するオムロンは、仁和寺のある御室にちなんで社名をつけたんですって。その仁和寺の御室桜は、CMでも紹介されていたように“遅咲きの桜”として知られています」(京都市・41才・主婦)
さらに遅く咲くのが、比叡山延暦寺の桜。
「標高848.3mで気温も地上に比べると低いせいか、例年、見ごろは5月のゴールデンウイークです」(東京都・45才・主婦)
そして、京福電鉄・嵐電の北野線。嵐電の帷子ノ辻駅から北野天満宮のある北野白梅町までの路線は、京都人ならだれもが知る桜の名所。
「桜のトンネルを電車が通っていくんです。ベストポジションは運転手の後ろのスペース。前から桜が迫ってくるような迫力です。沿線には仁和寺や妙心寺、龍安寺など観光名所も多く、駅名を見ているだけでも楽しい。ただし、いちばんに並ばないとなかなか取れないポジションですが」(京都市・60才・主婦)
※女性セブン2013年4月11日号