数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリスト・山路徹さん(51才)が、女性セブン読者のお悩みに回答する。今回は、若者のはやりに飛びつく夫を持つ妻のお悩み。
【質問】
うちのダンナは47才のおじさんのくせに若者の間ではやりの大きな黒縁の伊達メガネ“アラレちゃんメガネ”をつけ始めました。しかしどう見ても大木凡人。目が悪いわけでもないし、「似合わないからやめなよ」と忠告しても「今、これがイケているんだ」と聞く耳を持ちません。こんなダンナ、メガネ男子の山路さんはどう思いますか?(40才・契約社員)
【山路徹のアドバイス】
アラレちゃんメガネってはやっているんですね。よく芸能人がかけていたり、最近では韓国ドラマでも若い俳優さんがかけているのを見るから、確かにブームなんでしょう。
あのフレームのメガネが似合う人は限られるかもしれませんね。きゃりーぱみゅぱみゅさんのようにおしゃれアイコンみたいな人でないと、ダサく見えてしまう可能性は大いにあります。
ただメガネって顔の一部で、化粧をしない男性にとっては大事なアイテムなんです。ぼくも二股騒動の謝罪会見でかけていたメガネは今使っているものと違ってもう少しフレームも厚めでメタリックなタイプでした。あのときは後ろ指を指されているような状況でしたので、何とかイメージを変えたくて会見後、メガネを買い換えました。結局、バレて“あ、山路だ”と指さされて、意味なかったのですが(笑い)。
アラレちゃんメガネといえど、流行を追うということは悪いことではないと思います。47才ともなれば、恰好に構わなくなってどんどんおじさん化が進んでいく年齢。その点、だんなさんは、今の時代から取り残されたくない、時代の流れを感じながら生活したいという思いから流行を追っているのでしょう。こういうタイプは老け込まないと思います。
その時、はやっているアイテムを取り入れると自分がイケているって自信が持てるんですよ。ぼくも小学4年生のころからメガネをかけていますが、そのころはやっていたフィンガー5のアキラのようなメガネをかけていましてね。太陽にあたるとレンズが少し濃い色に変化してかっこよかったんですよ。
メガネ一つで元気にもなれるし、前向きな気持ちになれる。アラレちゃんメガネが似合わないぐらいいいじゃないですか。温かく見守ってあげましょう。
※女性セブン2013年4月11日号