寺社をバックに咲き乱れる桜、舞妓さんにおいしい料理といえば、京都! だが、京都旅行で気をつけなくてはいけない点もある。何百年もの歴史を持つ京都の文化遺産だが、老朽化もあり、改修や建て替え工事もよく実施されているからだ。
その中でも、今行くとビニールシートだらけで、少々風情に欠けてしまうのが、あの清水寺。
「世界遺産の清水寺ですが、平成の大改修工事中で、ビニールシートや工事の道具が置かれていて、ちょっと興ざめ…。工事は平成20年から始まって11年ほどかかるらしいので、どうしても見ておきたい人は、本堂や舞台の工事が始まる前に行ったほうがいいかも」(大津市・53才・主婦)
ビニールシートだらけでさびしい清水寺だが、境内に流れるご霊水・音羽の瀧は平日でも行列ができる勢いだ。
「京都人曰く、“正しく参拝しないとご利益が薄れる”とのこと。正しい方法は瀧の奥に祭られている不動明王にお参りをしてから水を汲むこと。3つの瀧にはそれぞれ学問、健康、縁結びの意味があるそうですが、欲張らずひとつに絞らないとパワーも半減してしまうんですって。それをきいて私は健康、主人は仕事運をアップさせるために学問の瀧の水をいただきました」(東京都・44才・パート)
宇治市にある平等院鳳凰堂も、60年ぶりの大規模な修理を行っている。
「全体にシートがはられ、内部の拝観もできないのでさびしいですね」(京都市・44才・主婦)
工事は来年3月31日まで行われる予定。ほかにも現在、東本願寺御影堂門御修復工事や知恩院の御影堂など、国宝や世界文化遺産の大修理工事が続いている。
※女性セブン2013年4月11日号