ポイントといえど、今やお金と同等だ。
例えば、国内で約4400万人が利用しているTカード。従来のTSUTAYAやファミリーマートに加え、この春からはインターネットサイトのYahoo!JAPAN内のサービスでもポイントを貯めたり、使ったりできるようになるのだ。
ポイントカードの比較サイト、ポイント探検倶楽部代表の菊地崇仁さんが言う。
「食品からお酒、コスメ、家電、ペット用品と、Yahoo!ショッピングを利用すれば何を買ってもポイントが貯まるし、使うこともできる。それだけでなく、Yahoo!内のオークションやトラベルなどでも、Tカードのポイントが貯まるようになるんです」
このようにさまざまな買い物でポイントを貯められるカードは、Tカードだけではない。代表的なのは、ローソンなどで使える「Ponta」、イオンやマックスバリュ、ミニストップなどで使える「WAON」、セブン・イレブンやイトーヨーカドーで使える「nanaco」を加えた4つだ。
「最近は、どのカードもポイント提携先を増やしているので、買い物のほとんどにポイントをつけることができます。4月以降はさらに広がっていくので注目を。生活するエリアの中で、よく使うスーパー、コンビニのカードを選び、どんなポイントが貯められるかを調べておきましょう」(ポイント専門のコンサル会社、エムズコミュニケイト社長の岡田祐子さん)
仮に、月10万円分の買い物すべてに1%分のポイントをつけることができれば、1000ポイント、つまり1000円分になる。
さらに「キャンペーンを狙ってポイントの上乗せを」と菊地さんはアドバイスする。
「ポイントが2倍になる日に買い物したり、ボーナスポイントがつく商品を狙っていけば、通常の3~4倍のポイントを貯めることもできます」
つまり、月10万円買い物する場合、3000~4000ポイントまでは貯まるというのだ。
「また、Tモール(ネットショッピングモール。ここを経由して参加ショップで買い物や資料請求をするだけでTポイントが貯まる)などを活用すれば、5000ポイントといったケタ違いのポイントをゲットすることもできます。こうしてポイントを徹底して貯めていけば、月1万円分得することも可能です」(菊地さん)
貯めたポイントを賢く使うテクも知っておきたい。
「ポイントを貯め続けるかたもいますが、有効期限が1年というケースもある。細かく使っていくのが、おすすめです。ローソンなどで使えるPontaは、20~30ポイントで100~200円分の新商品に交換できたりするので、チャンスは見逃さずに」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)
※女性セブン2013年4月11日号