『週刊ポスト』の好評企画「美人女医・秘密のカルテ」も、連載300回を数えた。それを記念して、これまで登場した人たちのなかから選りすぐりの美人女医として、産婦人科医・丸田佳奈先生(31)を撮り下ろしした。
* * *
「高度医療の設備も整っており、ベッドが空いている限りは患者さんの受け入れを断わらない病院のため、難しい管理が必要な妊婦さんもたくさん来院されます」(丸田先生。以下「」内同)
彼女を撮影したのは約3年前。研修医だった彼女は希望どおり、医師不足が問題となっている産婦人科に進んだ。最近では高齢出産も多く、最高で58歳の妊婦のお産に立ち合ったという。
「不妊治療の進歩で高齢出産される方が増えてきて、女性の人生の選択肢は増えていきますよね」
そう真剣な表情で話す彼女だが、実は2007年に「ミス日本」に選ばれたことがある。
「いまでも、週に2回はスポーツジムに行きます。通えるときには趣味のジャズダンスのレッスンにも行っていますよ。疲れていても、身体を動かすととても気持ちがいいです」
周りに妊婦がいたら気をつけてあげることは?
「妊婦にとって、よくむくみや冷えが大敵といわれますが、それだけではなく子宮内感染症や血圧の上昇、過度な体重増加にも気をつけてみてください。タバコももちろんダメですね。定期的な健診の受診と、適度な運動、そしてバランスのとれた食生活を行ない、妊婦さん自身が快適なマタニティライフを送ることがお腹の中の赤ちゃんにも重要ですね」
【プロフィール】
千葉県の大学病院の周産期母子医療センターに勤務。産科医として出産の介助・帝王切開などを行なうほか、婦人科系の子宮及び卵巣の良性腫瘍やがんなどの手術も担当する。
撮影■渡辺達生
※週刊ポスト2013年4月12日号