オカルト記事において日本トップクラスのスクープを飛ばし続けているのが東京スポーツだ。 同紙は河童、ツチノコ、宇宙人など数々の未確認生命体の存在を暴いてきた。彼らはなぜ人類を震撼させるスクープを量産できるのか。
都内某所のビル6階にある「東スポ・編集局文化部」。ここでは常に10数人体制でNASAをはじめとする国際的機関と連絡を取りつつ、日々、全世界からの情報を収集している……、というのは全くのウソ!
実は東スポのオカルト記事を担当するのは40歳の中年記者・M氏たったひとりなのだ。
「学生時代に“あの人面魚が重体に!”というどうでもいい、いや素晴らしいスクープ記事を読んで、なんて自由な会社なんだと感動して入社したんです」
M記者は入社以来、他紙が決して追わないネタを報じ続けた。社内では、“オカルトでデスクになった初めての男”と呼ばれている。
読者からは毎日のようにUFO、UMAに関する情報提供がある。情報提供が多いのは、UMA界のスーパースター・河童、ツチノコ、ネッシー系、雪男、UFOの順だ。
今後も“独走”スクープに期待したい。
※週刊ポスト2013年4月12日号