東日本大震災で沿岸の多くの被災地を抱えた岩手県の中心、盛岡市中央公民館で開かれている『絵本プロジェクトが贈る 絵本原画展』(5月12日まで)。この展示会では、皇后美智子さまご所蔵の47点もの作品を鑑賞することができる。
「子供たちや本のために働いている人々に私が役にたつことはないでしょうか」と美智子さまはかねてから親交のある岩手県八幡平市在住の児童図書編集者・末盛千枝子さん(72才、ボランティア団体『3.11絵本プロジェクトいわて』代表)に、ご自身がお持ちの絵本の原画などをお貸しくださった。また14冊の絵本や児童書も同プロジェクトに贈られた。
「困難に打ち勝ち、悲しみも乗り越えるというメッセージが伝わる本が多く、私どもの活動に寄り添っていただきました」とボランティアたちは美智子さまへの感謝を語る。
美智子さまが贈られたのは以下の14冊。
・『おおきなかぶ』
・『白いお姫さま』
・『スーホの白い馬』
・『くるみ割り人形』
・『新美南吉全集』1~4
・『ガラスのうさぎ』
・『ともしびをかかげて』
・『三月ひなのつき』
・『しんせつなともだち』
・『でんでんむしのかなしみ』
・『龍の子太郎』
・『わたしとあそんで』
・『わすれられないおくりもの』
・『しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです』
※女性セブン2013年4月18日号