行く人あれば来る人あり。TBSの青木裕子アナ、フジテレビの高橋真麻アナらがフリーとなった女子アナ戦線だが、卒業式で艶やかな姿を見せた大物ルーキーたちが入社を迎えた。
昨年はテレビ東京がアナウンサーの採用を見送り、民放キー局全体で入社した女子アナはわずか7名だったが、今年は日本テレビが3名採用するなど、わずかながら狭き門が広がったようだ。しかし、採用試験の倍率は1000倍以上ともいわれ、競争を勝ち抜くのは依然、至難の業。それだけに今年も元タレントやキャスター経験がある“セミプロ”の採用が目立った。
「女子アナを一人前に育てるには、時間とコストがかかる。退社組も多い最近は即戦力を求めます」(民放局員)
実際、日本テレビに入社した郡司恭子アナは、慶応大学在学中にBSフジでキャスターを務めていたし、同じく慶応大から日本テレビに入社した中島芽生アナも、学生時代から『BSフジニュース』でキャスターとして活躍していた。首都大学東京を卒業したテレビ東京の鷲見玲奈(すみ・れいな)アナも、学生時代からタレントとして活動していた注目株だ。
即戦力級が多いだけに「人気レース」に早々に参戦してくる大物ルーキーも多く、日本テレビでは昨年、杉野真実アナが入社後わずか2か月で『世界まる見え! テレビ特捜部』の司会に大抜擢された。
そんな仕事での活躍は大いに結構ですが、入社早々、プロ野球選手と結婚→退社なんてことになりませんようにお願いしますね……。
※週刊ポスト2013年4月19日号