同じ意味を伝える場合でも、どんな言葉を使うかによって相手に与える印象は全く異なる。選んだ言葉ひとつで大きなトラブルに発展することも珍しくなく、適切な言葉に言い換えることも重要だ。
たとえば「太っている」には「ふくよか」、「しつこい」に「粘り強い」など、見方を変えればプラス表現が可能なものある。
「うるさい」であれば「元気」と言い換えることが可能。さらに細かく分けると、大きな声で騒々しく話したり、おしゃべりな人には「元気」。持ち上げるなら「盛り上げ上手」も。
逆に、「おとなしい」なら「協調性がある」という表現も。どこにいるのかわからないほど影の薄い人でも、「協調性がある」なら周囲に溶け込むことができるというニュアンスに。
また「気が小さい」なら、周囲を気にしすぎる人は、周りを気づかう「謙虚」で、細かいことにも「慎重」な人ともいえる。「せっかち」なら、落ち着きなく動く人は「頭の回転が速い」「スピーディー」。そそっかしい場合には、「行動が素早い」など。
そして、とても難しいのが「まずい」だが、「個性的な味」「初めての味」「最先端の味」ならマイナス評価には聞こえない。
※女性セブン2013年4月25日号