人間関係を円滑にするには、上手なお詫びも必要だ。日本のパフォーマンス心理学の第一人者佐藤綾子さんは「人にはそれぞれテリトリーがあって、そこに踏み込まないことが必要だ」という。
「調査によれば、謝る相手が女性の場合は、適性距離は118cm。あまり近づきすぎても離れすぎてもいけません。大股を開くのは、すぐに攻撃に切り替えられる姿勢なので、足は閉じましょう。また腕組は、防衛心や猜疑心の表れなので、反抗的にみえてしまいます」(佐藤さん。以下同)
佐藤さんの実験によると、表情筋が動かない時間が1分間に28秒あるのが、平均的なニュートラルな状態。それ以上動くと「うれしい」「よかった」などポジティブな感情か、強い怒りの感情で、それ以下ならマイルドな感情のとき。
「ですから謝るときは、小さめな表情にしているのが望ましいと思います」
※女性セブン2013年4月25日号