世の中には、毎日のようにナンパを繰り返す「ナンパ師」が存在するが、彼らが最終的に本命の彼女にするのは、どういった女性なのだろうか? ここでは、見た目はいかにも草食系のナンパ師・Aさん(27歳・大学院生)に話を聞いた。
「自分自身、ナンパを繰り返していて女性は皆同じ、という気分になっていたこともありました。何年間も都合の良い女の子数名と同時並行で遊んでいるという感じでしたが、ある女性と出会って、『この人は本命の彼女にしないといけない』とハッとしました。一言でいうと、“コジコジ系女子”です。自由気ままに、感情表現をしてくる。いつも本音でぶつかってくるし、心を開いて甘えてくるんですが、たまに良いことをいうんですよ」(Aさん)
『コジコジ』とは、かつて『きみとぼく』(ソニーマガジンズ)に連載されていたさくらももこ原作の漫画で、アニメ化もされている。メルヘンな世界観の中に、シュールなギャグ要素も盛り込まれた作品だ。コジコジとは、同作品の主人公である謎の生命体。スローペースな話し方が特徴で、のんびり気ままに暮らし、何も考えていないように見えて、ときに哲学的な台詞をポロッと発し周囲を驚かせる。
「ナンパ師って、『女だって、結局は心を開いてくれない、俺のことなんか道具だと思っている』という風に卑屈になりがちで、心を閉ざしているんですね。そういうところに、全力で心を開いて向き合い、甘えてくるような“コジコジ系女子”は、絶対に手放したくないと思います」(Aさん)
数々の女性をナンパしてきたAさんが本命に選んだのは、そんな女性だった。