数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリスト・山路徹さん(51才)が、女性セブン読者のお悩みにズバリ回答。今回は、年下夫が若い女に走っちゃうんじゃないかと心配だという女性のお悩みに答えます。
【読者のお悩み】
うちの夫は9才年下。結婚前から「いずれ若い女に走っちゃうんじゃない?」と周囲に心配されていましたが、結婚3年目で私が40才を過ぎたころから、「もしかして…」と不安を感じるように。最近、夫が若いアイドルを「かわいい」と言うだけで腹が立ってケンカになることも。この不安、どうやったら解消できますか?(42才・パート)
【山路徹のアドバイス】
まず言っておきましょう。だんなさんが若いアイドルを見て、「かわいい」と言う感情はあなたへの愛情とまったく関係ありません。あなたもテレビで若い男性アイドルや俳優を見てかっこいいと思うことがあるでしょう。それと一緒なんです。
だんなさんだってあなたの年齢を承知の上で、年上女房に甘えたいとか、そういう気持ちもあってあなたを選んだんだと思います。
人間性と年齢は必ずしも一致しませんが、人生経験を深めた女性というのは男から見ても魅力的です。
若い女性は確かにパステルカラーのようにまぶしい。でもそれだけを見ているとまぶしすぎて目が疲れませんか? その点、人生経験を重ねた女性というのは油絵のように見ていて落ち着きます。
以前、『女性セブン』で対談した若貴兄弟の母・藤田紀子さんは、ぼくより14才年上。でも若い男性芸人との熱愛報道も出たぐらい女性として輝いている。
彼女の魅力は人生のあらゆることを経験した深み。会話していても楽しいですし、安心できます。
年上の女性の魅力は時がたてばたつほど深みを増していく、熟成されたワインを味わうような楽しみがあるんです。その魅力に、だんなさんがひかれたのでしょう。
無理して若づくりする必要はありません。とはいえ、女を捨ててはいけません。今まで以上に自分を磨き、だんなさんに優しい言葉をかけてあげましょう。その包容力は年齢を重ねたからこそ、出るもの。若い女性アイドルを見たら一緒に「かわいいわねー」と愛でるぐらいの態度が女性としての魅力をより引き立たせると思いますよ。
※女性セブン2013年4月25日号