現在は「就職氷河期」ともいわれるが、これは、超買い手市場で会社が有利ってこと。採用する気もないのにエントリーさせたり、面接ではやりたい放題という会社も。入社をすすめられない会社=“ブラック企業”なんて言葉も!
ここでは昨年就活をし、今春無事就職した6人に「本当にあったひど~い会社」について語り合ってもらった。しかし、彼らは苦労した経験を持つからこそ、「今となってはいい思い出」とも語っている。
Aくん:1日で内定が出るという某会社は超有名だよね。「お前はクズだ」と罵られる超圧迫面接に耐えられたら、帰りに内定がもらえるっていう。社員もブラック企業と自ら認めていて、同期で入った30人のうち1年続いたのはふたりだけだったって。
Bさん:サッカー部のマネジャーに力を注いだと言ったら、「きみは男に取り入るのがうまいんだね。イヒヒ」だって。就活はいかに印象に残るかが勝負だし、パンチラを作戦でやってる子もいたので、開き直ったけど。「きみの勝負アイテムは?」の質問に「赤のTバックです」と言ったら人事部長に気に入られちゃって、二次面接も通ったよ。
Cくん:明らかに落とすためだけって感じの面接もあった。面接官が靴を脱いで足を掻いたり、机の上のスマートフォンをずっと触りながらの面接。たまにくすっと笑うのでウケたと思ったら、スマートフォンの画面を見ての反応だった。
Dさん:大学の先輩社員によるリクルート面接というのがあって、推薦するかわりに体の関係を求められた女友達がふたりもいた。そのうちのひとりは応じちゃったみたいで、推薦してはもらえたけど、内定はもらえなかったって。
Eくん:「うちが内定出したんだから、他の会社には今から私の目の前で、辞退の電話を入れなさい」と強引に迫られた。正直その会社に入るか迷ってたから、117番の時報にかけて約10分話しているフリを涙声で続けたら、信じてくれてセーフ。あれはかなり怖かった…。
Fくん:内定辞退者がいたらしく、最終で落ちた自分に敗者復活で連絡がきたんだけど、それから1週間、同じ轍は踏まんとばかりに複数の社員と会わされ、あの手この手で第一志望かずっと試され続けたのもしんどかったな。
※女性セブン2013年4月25日号